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  • 執筆者の写真原田洋一

文科省「情報活用能力調査」速報でのタイピングについて


2022年の年末ぎりぎりになっって、文科省が全国の小中高で実施した「情報活用能力調査」の速報が公開されました。





小学校の調査対象は、全国116校の5年生で、3343人に調査した結果とのことです。いろいろな調査がされているのですが、そのなかで、「ローマ字タイピング」についての調査がありました。


小学生のキーボード入力文字数は、平均1分15.8文字!


全国で3000人ちょっとの小学5年生の平均としては、まあこんなものではないでしょうか。それでも、文科省的には「ある程度伸びている。児童生徒に1人1台端末が行き渡るなどして、タイピングの機会が増えたためだろう」というコメントがあったそうです。


教室の生徒さんたちに聞くと、学校でもローマ字タイピングを少しやっていると言う生徒さん多いのですが、よく聞くと、GIGA端末に何かタイピング練習ソフトが入っていて、Scratchのゲームを開くのは禁じられていても、そのタイピング練習ソフトを開くことは許可されているので、休み時間などにそれでちょっと遊んでるという感じが多いような印象をうけています。結局学校でもあんまりローマ字タイピングをきちんと指導しているわけではないのですね。たしかに一人一台端末を持っているわけですから、タイピングの機会は増えているわけで、その結果の数値ということは何となく想像できます。



今回の調査は中高生も対象で、中学生の平均値23.0文字、高校生の平均値28.4文字が結果として公表されていました。わたしは小学生よりこちらの方が問題ではないかと思います。特に高校生はいくら何でも低すぎると思うのです。高校生ですと、おそらく携帯のフリック入力の方が圧倒的に速いのではないかと思いますが、それだけだと、やはり大学に入ったり、社会人になったときに差し障ると思うのです。なので、やはりキーボードからのローマ字入力はもうすこしがんばっても良いのではないかと思います。


確かに、キーボードを使ったローマ字入力を習得するには、ある程度時間がかかります。といっても、ピアノ等に比べれば短時間でクリアできる程度のものです。大事なのは途中で止めずに継続的に練習することです。途中で止めてしまうと、せっかくそれまで練習した成果が元に戻ってしまう可能性があるのですね。ところが一方では、ある一定以上のスキルにまで引き上げておけば、今度は練習にブランクがあっても、ほとんど下がらなくなります。これは、自転車を練習して、一度乗れるようになったら、生涯忘れないということと、似た側面があるのではないかと思っています。ですから、なるべく小学生のうちに、継続して練習しておき、自分のスキルにしておくことが大事ではないかと思っています。


ちなみに、今回の調査では、1分間に60文字以上打てるのは、高校生になってもわずか3%程度しかいないというのが明らかになっています。しかし、私の教室ではそれくらい打てる小学生はいっぱいいます。みんな教室に入って初めて本格的に練習を始めた生徒さんばかりです。これも個人差がかなりありますが、だいたい1年くらい継続的に練習すれば1分60文字くらいは十分クリアできるレベルになることがほとんどです。中には2年もかからずに1分200文字を達成した小学生もいたりしますので。



この調査のおかげで、教室の子どもたちのモチベーションがずいぶんあがってます。1分100文字くらい打てる子は結構たくさんいますので、「1分に60文字以上打てる小学生って日本中にほとんどいないんだよ」「100人小学生がいたら、1人もいないくらいなんだよ」とか言うと、すごく喜んでくれるので、「しめしめ」と思っていたのですが、中に盛り上がりすぎて、「もうオレはタイピング以外やらん」みたいなこと言い出す子も出てきて、ちょっと慌てるのですが(笑)










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