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  • 執筆者の写真原田洋一

レゴの新ロボットLEGO Boost発表


動画は Wall Street Journalサイトより 動画が再生されない場合は、こちらをご覧ください。

動画はengadgetのサイトにもあります。こちらも取材動画です。

今日急にLEGOの新しいロボットのニュースが流れてきました。どうも明日(2017年1月5日)からラスベガスで開かれる、CESでLEGOが発表する新商品のニュースが解禁されたようです。まだLEGOの正式なリリースはググっても見つからなかったので、各社一斉のフライング報道なのかもしれませんが。(ちなみに僕は今から20年以上前、ちょうどCD-ROMがマルチメディアの時代を開くなんて言われた頃のCESに行ったことがありまして、懐かしかったですねえ。どうでもいいですが^^;)

LEGO Boostという名前のロボットですが、各社の報道をまとめると、こんな感じのロボットのようです。

 ・価格:$160

 ・発売時期:2017年下半期

 ・対象年齢:7歳以上

 ・パーツ数:843ピース

 ・対応OS:Android、iOS

 ・接続方式:Bluetooth

プログラムソフトはAndroidもしくはiOSのタブレット専用で、PC用は用意されていないようです。パーツ数は、543ピースと報道しているメディア(MashableとTechcrunch)もあったのですが、843もしくは840との報道もあり、本当はどっちが正しいかはわかりません。840と843の違いは、Boost Brickと呼ばれる本体パーツが3つあるらしく、それをパーツ数に入れるか入れないかの違いのようです。

さて、気になるスペックですが、各社の報道を見るだけではまだ不明なところもあるのですが、現時点で読み取れたところをまとめてみます。

まずは、3つあるというBoost Brickですが、これを一番詳しく報じたengadgetの記事にには、こう書いてあります。

 Boost Brick1(コアユニット)

 ・6軸の傾斜センサー(six-axis tilt sensor)内蔵

 ・2つの入出力ポート

 ・電源ボタン

 ・色が変わるライトが附属

 ・単3電池6本で動作

 Boost Brick2

 ・色と距離の組み合わせセンサー(combination color and distance sensor)

 Boost Brick3

 ・インタラクティブモーター

最初「6軸の傾斜センサー(six-axis tilt sensor)」と聞いて、一瞬、EV3のジャイロセンサーより高機能なものがついてるの?、とびっくりしたのですが、よく読めば、あくまで tilt sensor なので、ジャイロではなく振動を感知するセンサーが内蔵されているということのようです。

もうひとつ、おっと思ったのは、モーターです。engadgetやWSJの動画を見ると、人型のロボット(Vernieという名前のようです)がけっこう自由に動き回ってます。この動きができるということは、足の部分に間違いなくモーターが2つついています。これは、engadgetには記載されていませんでしたが、mashableにはそれらしいことが書いてありましたので、恐らくBoost Brick1(コアユニット)の方に内蔵されているのではないかと思います。

さらに、ロボット(Vernie)の頭を動かしているモーターがBoost Brick3の方で、これをケーブルで繋いでいるのでしょう。ということは、デフォルトでモーターが3つ付いているということになりますので、モーター数はEV3とほぼ同じ構成ということができると思います。これだけでも、附属モーターが1個だけで、デフォルト状態では前進・後進しかできないWeDo 2.0よりかなり高機能なロボットであることが予想されます。

Boost Brick2は、センサーブロックですが、conbination と表現されているのは、恐らく一つのセンサーで両方の役割をするものなのだと思います。動画を見ると、EV3のカラーセンサーのようなものが見えますが、レンズが3つ見えますので、ひとつのパーツで、カラーセンサーと距離センサーを兼ねているのでしょう(同時に動作させられるんですね、きっと)

その他の機能としては、タブレットのプログラムアプリで録音した音声を、ロボットに喋らせることができるようで、これは結構楽しい機能ではないかと思います。

引き続きいろいろなニュースが出てくると思いますので、何かありましたらまたフォローしたいと思います。それにしても、レゴがこんなに気合の入ったロボットを、$160でリリースしてきたのには正直驚きました。これが出てきたら、前進・後進しかできないのに$160以上もするWeDo 2.0を買う人なんていなくなると思うんですが、あっちは学校市場向けだからいいのかなあ? でも、家庭にこれが普及したら、学校で使わされるWeDoなんかつまらなくなっちゃうんじゃ・・・。(ちなみに、WeDo2.0って1年前のCESで発表されたばかりなんですよねぇ...)

 

今回参考にした記事は下記です。

【2018.1.26追記】

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