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執筆者の写真原田洋一

レゴBoostの日本発売は2018年とか...


日経ビジネスの記事2017年3月27日の記事に、レゴBoost開発スタッフのインタビュー記事がありました。

値段は、159.99ドル(約1万8000円)で2017年8月に欧州と北米で発売します。2018年には、日本を含むアジア地域での発売も予定しています。

なのだそうです。うーん、残念。

実は、Boostが発表されてすぐに立ち上がったHPには、Release August 2017! という記述があり、日本語のHPにはこれがそのまま翻訳されて表示されていたのですが、直後に日本語ページは削除され、今にいたります。なので、日本発売は少し遅れるのだろうなとは思っていたのですが、それにしても2018年というのは、ちょっとがっかりです。

まあ、気を取り直して記事をよく読むと、だいたいこんな感じです。

・小学校で「プログラミングが好き?」と聞くと、だいたい半分くらいの子どもは苦手と答える。理由は「仕組みが難しい」

・プログラミングに苦手意識を持つ前に、プログラミングが何のために使われているのかを体験してもらう製品が必要だと考えた。

・7歳くらいを対象に「遊びながらプログラミングの基本を理解できるキット」をつくった。マインドストームの弟分。マインドストームより簡単な構造をしている。

・MITとレゴは長らく共同研究を続けてきたパートナーで、マインドストームもその中かから生まれた。今回も、子供向けのプログラミング言語には彼らとの研究成果を生かすことにした。

・Boostは教材ではなく、あくまでも玩具。

やっぱりBoostは、これまでのマインドストーム、WeDoのような教育市場マーケットではなく、「玩具」として、コンシューマー向けに開発されていますね。レゴとしては、マインドストームの下の年齢層に低価格の玩具バージョンのロボットを投入して裾野を広げて、将来マインドストームにつなげていくという戦略なのでしょうね。

ところで、マインドストームの弟分といえば、すでにWeDoがあるのですが、この記事では一言もWeDoについて言及されてないのが、ちょっとひっかかりました。ひょっとして、WeDoはレゴとしては失敗という意識があるんでしょうか、それともなにか別の理由があるのでしょうか?

【2018.1.26追記】

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